黄昏色の砂時計
木漏れ日差す小路を 流れる風に身をまかせながら 


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秋月 永遠

Author:秋月 永遠
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2009.06.24  霧の向こうの日常 <<23:25


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No.111 / 空色、蒼穹 / Comment*0 / TB*0 // PageTop▲

2009.06.21  今は亡き灰色のための譚詩曲 <<23:01


人が忘れた夕暮れの空に蝶は舞う

死せる者の魂を 主を失った記憶を

儚くも美しい翅に乗せて


誰も知らない夜明けの空に蝶は舞う

生ける者の悲しみを 残された追憶を

強くも短い命と共に


どうにもならないやるせなさと

埋めることの出来ない喪失感を

自らの身体に刻んで

天獄でも地獄でも無い

そんな場所へと蝶は旅立つ


だから きっと

あの悲しみの果てに蝶は舞う




No.110 / 謌色、銀梟 / Comment*0 / TB*0 // PageTop▲

2009.06.15  いない君に触れるうた <<21:10


夢をみた

広がる満点の星空と

どこまでも続く湖が

地平線で混じり合う世界の夢

そして そんな世界の夢の中で

僕は君に会った

夢の中の君は

どこか悲しげだけど笑っていて

僕がどうしてそんな顔をしているの? と聞くと

「貴方がないているから」と答えた

でも僕は涙なんて流していなかった

今の僕はすごく胸がどきどきとして

同時にきゅうっと締め付けられていて

なんだか不思議な心地でいたから

泣いてなんかいないよ、

だってこうしてまた君と会えたんだもの と僕が答えると

君はさっきより一層悲しそうに笑って

「いいえ、貴方は泣いているわ 

悲しみで、壊れてしまうほどに泣いている

気付かないのは貴方がそれほど傷ついているから」

「そして、泣いているのは貴方のこころ」といった

そうして君は、そっと僕の頬に手をあてた

「ごめんなさい そばにいることができなくて

ごめんなさい 同じ道を歩くことができなくて

けれど もう悲しまないで 
 
これ以上 自分を責めないで

私は、もう大丈夫だから」

子守唄のように囁く君は

とても安らかに笑っていて

僕はさっきよりもっと、きゅうっと胸が締め付けられた

「もう 会うことはできないけれど 貴方の中に私はいるから

だから もう 悲しまないで もう 泣かないで」

微かな温もりを伝える手は

柔らかく頬を撫でた

声はとても心地良くて

少しずつ僕を眠りに誘っていく

霞んでく景色と

薄れゆく意識の中で

君の名を呼べば

君は静かに微笑んで

言葉を紡いだ

「心配ないわ 貴方はもう大丈夫 」


――だから、もう 泣かないで



目が覚めるとそこは

いつもと変わらない僕の部屋で

あの星空も湖もどこにもなかった

ふと、頬に違和感を感じて

手をあててみると

頬は涙で濡れていた

嗚呼、僕は泣いていたのか

そう思うと僕の心は

いままででいっとう、きゅうっと締め付けられた



No.109 / あなたのうた / Comment*0 / TB*0 // PageTop▲

2009.06.14  今は過ぎ去りし思い出の <<21:43


静かに響くさざ波に

木の葉が遊ぶ木漏れ日に

思い出すのは君の声

もうずっと聞いていない 君の


桜舞い散る昼下がり

梔子香る五月雨に

振り返ると ほら

いつかの君の柔らかな笑顔


穏やかで ありきたり過ぎる

思い出と言うにはあまりにも当たり前だった

あの日常が

今は たとえようもなく懐かしく

戻りたいと願う


嗚呼、どこまでも愛おしい

何処までもゆらぐ蜃気楼に

泣き止まぬ蝉時雨に


よみがえるのは遠い記憶

今は過ぎ去りし思い出の

No.108 / 幸色、天弓 / Comment*1 / TB*0 // PageTop▲

2009.06.09  泣いてる声を伝えるうた <<22:53


闇に灯したロウソクが
なんだか悲しく映るは
きっと私が弱いせい

何処までも続く夕空が
なんだか切なく思うのは
きっと私が脆いせい

温もりの無い空間が
涙で霞んで見えるのは
きっと私が臆病だから

一人は怖い寂しいと
心の内に泣いていても
それを外には表せない

内に秘めたる悲しみを
分かって欲しいと願っても
心の何処かが邪魔をする

本当の自分のことを
受け止めてと思うのに
さらけ出すのを恐れるの

胸の中のどろりとしたものが
今にも溢れそうなのに
私の中の心の軸が
今にも壊れそうなのに

誰も見えない公園が
どこか悲しく映るのは
きっと私が泣いているから

遠くで聞こえる笑い声が
胸にこんなに響くのは
きっと私が空っぽだから








No.107 / あなたのうた / Comment*0 / TB*0 // PageTop▲

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